ソバナ  キキョウ科 ツリガネニンジン属   県:準絶滅危惧

 同属のツリガネニンジンとよく似た花をつけます。

 ツリガネニンジンの花は輪生するのに対して、ソバナは、小さな釣り鐘型の青紫の花が一つずつ独立していること、柱頭は、花冠より突き出ないなどの違いがあり、見分けるのは容易です。
 
 和名は、切り立った崖(岨=ソバ)に生えるから、岨菜(そばな)とか、杣道(山仕事をする人が通る道)に生えるからとか、やわらかな若葉が蕎麦の葉に似ているから蕎麦菜(そばな)とか、諸説あるそうですが、どれが本当か分からないようです。

 花は、長さ2〜3pで、茎の一方に偏って下向きに咲きます。
 若芽は、歯触りがよく、山菜として一級品といわれています。
  本州,四国,九州及び朝鮮半島から中国に分布し,山地の林内や斜面に生える多年草です。
 茎の高さ90cm内外,ときに上部で分枝します。
 上部になるにつれ、葉は小さくなり,また、葉柄は短くなって、ついに無柄になります。

 花は、夏から秋。綺麗な花です。
 

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110415 ソバナ 07.06.19 早水公園高フ相談所    

110411 ソバナ 07.06.19 早水公園高フ相談所