都城市早水公園内の池で、ナガエミクリが一斉に開花しているのを見かけました。
ナガエミクリは、絶滅が危惧される稀少種で、宮崎県レッドデータブックにリストアップされている植物です。
ちょうど開花期でしたが、早くも若い果球も観察できました。
【ナガエミクリ(原色牧野植物大図鑑から)】
日本とアジア大陸の極東地域にのみ分布する多年生の抽水植物。
日本では本州,四国,九州のため池や河川,用水路などに産する。
走出枝を出して横に広がる。高さ約80cmまで。
花は初夏から夏,花序は分枝しない。
雌性頭花はえき性で3~6個,下の1~3個の頭花には花序柄がある。
雄性頭花は5~9個,直径約10mm。果球は直径15~20mm。
DSCN4505c ナガエミクリ 17.06.06 早水公園万葉植物園
上部:雄性頭花の蕾 下部:雌性頭花
DSCN4504c ナガエミクリ若い球果 17.06.06 早水公園万葉植物園
DSCN4506c ナガエミクリ 17.06.06 早水公園万葉植物園
上部:雄性頭花 下部:雌性頭花
ナガエミクリ ミクリ科 ミクリ属 国:準絶滅危惧 県:絶滅危惧Ⅱ類
DSCN4497c ナガエミクリ 17.06.06 早水公園万葉植物園