アリノトウグサ  アリノトウグサ科 アリノトウグサ属

 各地の日当たりのよいやや湿った山野に生える多年草です。

 茎は細長く基部は地面を這い、上部は直立し、高さ10〜20cmぐらいの小さな草です。

 葉は対生し、卵円形で小さく、長さ1cmほど、ふちには鈍い鋸歯があります。
 葉柄は短く、あるのかないのか分からないほどです。
 葉は秋には赤く紅葉するので、小さな葉ですがきれいなものだそうです。

 花は夏から初秋です。
 茎の先端に花序を出し、下向きに黄褐色の小さな花をつけます。
 柱頭には淡紅色の毛が密生します。

 ツバメなどの渡り鳥によって南方から運ばれたといわれています。

 和名蟻の塔草(ありのとうぐさ)は花をアリになぞらえたものといいます。

N104838 アリノトウグサ 06.7.17 県道30号線えびの高原近く

N104833 アリノトウグサ 06.7.17 県道30号線同

N717126 アリノトウグサ 06.7.17 県道30号線同

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