オトギリソウ  オトギリソウ科 オトギリソウ属

 日本各地の山や野原に生える多年草です。

 茎は直立し、高さ20〜90cmになるといいます。

 コゴメバオトギリはよく分枝しますが、オトギリソウの茎は殆ど分枝しないのが特徴だそうです。

 今まで撮影したサワオトギリナガサキオトギリヒメオトギリコケオトギリなどとは、かなりイメージが違って大型です。
 たまたま撮影した個体が大きかったのでしょうか。

 葉は、黒色の油点が散在し、長さ2〜6cm。

 花は夏、1〜1.5cmぐらい。

 和名の弟切草(おとぎりそう)は、この草を原料にした秘薬(鷹の傷薬)の秘密を漏らした弟を鷹匠の兄が切り殺したという、平安時代の伝説によるものといいます。

 オトギリソウという名前の由来どおり、傷薬として茎や葉を民間薬とするそうです。

 オトギリソウは、変異の多い植物とされ、また、他のオトギリソウ科の植物とも似ており、判別は難しいといいます。

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N105119 オトギリソウ 06.7.31 宮崎市

N105122 オトギリソウ 06.7.31 宮崎市

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N105120 オトギリソウ 06.7.31 宮崎市

N105117 オトギリソウ 06.7.31 宮崎市

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