2014年7月、『白や薄桃色 ハスが見頃 新富・湖水ヶ池』の地元紙(2014.07.24付け、宮崎日日新聞社)の記事を見て、ハスの花の撮影に出向きました。

 新富町湖水ヶ池のハスは、2012年7月にも観察しましたが、強風が長く続き、開花したハスの花が殆ど落下し、撮影できなかった経緯があります。

 ハスについては、既に、佐土原町の県農試入口のレンコン用ハス池のハス、高鍋町舞鶴城堀の古代ハスと思われるハス宮崎市蓮ヶ池のハスをホームページに載せていますが、記録のため、ホームページに掲載することにしました。

 面積約6ha、周囲約1kmの広い湖水ヶ池は、ハスの葉で埋め尽くされており、青い池の水面は殆ど見えません。

 葉の間から無数の美しいハスの花や蕾がニョキニョキと顔をのぞかせていました。

 殆どの花が白色で、白ハスの印象が強い池ですが、じっと目を凝らすと、薄い桃色の花も散見されます。

 なお、湖水ヶ池のハスは、第7代高鍋藩主秋月種茂(1760~1819年)が貧しい藩財政立て直しのため、大和(現在の奈良県)産レンコンを取り寄せて地元住民に植えさせたのが始まりだそうです。
 収穫期には、粘りが強く味に定評のある地採れレンコンとして、毎年、町内の店頭を賑わします。
  


ハス(原色牧野植物大図鑑から)】
中国,インドの原産。非常に古い時代に中国から渡来し,暖帯から熱帯各地の池や沼に生え,また水田に栽植される多年生の水草。
 地下茎は水底の泥中をはい,晩秋に末端部が肥厚して,蓮根になり食用となる。
 葉は、柄をのばし水上に出て,径30~50cm。
 花は、夏に咲く。
 和名は、古名ハチスの略で,果実の入った花托が蜂の巣のようであることによる。
 漢名は蓮。種子は食べられる。
DSCN6023b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6030b 広大なハス池 14.07.29 新富町湖水ヶ池
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DSCN0245b 強風で落花したハス 12.07.05 新富町湖水ヶ池
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DSCN6076b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6074b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6025b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6033b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
ハス  スイレン科 ハス属 別名 ハチス
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DSCN6061b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6026b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6049b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池
DSCN6039b ハス 14.07.29 新富町湖水ヶ池