日本では各地の庭や道端にふつうに生えているといいますが、地を這い広がるようにして、チドメグサと交じって生えていました。
 図鑑で調べ、トキンソウと分かりました。

 写真のとおり、頭状花は直径が2~3mm、花後に4~5mmくらいの大きさになり、蕾から果実まで球形ないしは扁球形をしているといいます。

 花期も終盤に近いようでしたが、ごく小さな頭状花が咲いていました。
 頭状花は、周辺に雌花、中心部に両性花をつけ、雌花は筒状で目立ちませんが、両性花の花冠は褐紫色、黄色い雄しべが目立ちます(2段目の写真)

 すでに、扁球形の集合果から熟した果実がこぼれ落ち始めたもの、総苞扁だけ残されたものなどが見られました(3~4段目の3枚)

 なお、かすかな臭気があるそうですが、観察したトキンソウはよく分かりませんでした。



【トキンソウ(原色牧野植物大図鑑から)】
 アジアやオーストラリアの熱帯から温帯まで広く分布し,北アメリカに帰化。
 日本では各地の庭や道端にふつうに生えている1年草。
 茎は、よく分枝して地上をはい,長さ5~20cm,かすかな臭気がある。
 花は夏から秋,葉えきにつく。
 和名の吐金草(ときんそう)は,頭花をつぶすと黄色のそう果が出るためにいう。
 方言でタネヒリグサとも呼ぶ。
トキンソウ  キク科 トキンソウ属  別名 ハナヒリグサ
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R0018148 トキンソウ花 16.08.27 都城市
R0018091 トキンソウ総苞扁 16.08.26 都城市
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R0018078 トキンソウそう果 16.08.26 都城市
R0018150 トキンソウそう果 16.08.27 都城市
R0018129 トキンソウ 16.08.27 都城市
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