デンジソウ  デンジソウ科 デンジソウ属  別名 タノモジ、カタバミモ
                  国:絶滅危惧U類
                  県:絶滅

 県薬草・地域作物センターを散策中、ウチワゼニクサの生えている小さな池で、四つ葉のクローバーに似た水草を見かけました。

 図鑑で調べてみると、水田などに生えるシダで、デンジソウと分かりました。

 デンジソウは、写真のとおり、普通のシダとは形が異なり、水面から立ち上げた葉柄の上に、漢字の田の字に見える十字形の葉をつけていました。



デンジソウ (原色牧野植物大図鑑から)】
  ヨーロッパから北インド 及び東アジアに分布、本州、四国、九州の暖地の水田池沼などの湿地に生える夏緑性多年草。
 根茎は、針金状で柔らかい。
 葉は、春に出て長さ7〜20cmの柄をもち、水上に伸びて、又乾いたときには、全草が空気中に立つ。
 胞子嚢は、夏から秋に葉柄の基部につく。
 和名の田字草、漢名蘋(ヒシ)。

R0012839デンジソウ 11.09.03薬草・地域作物センター

DSCN9318デンジソウ 11.09.03薬草・地域作物センター

DSCN9313デンジソウ 11.09.03薬草・地域作物センター

R0012838デンジソウ 11.09.03薬草・地域作物センター

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