キンバイザサ

　都城市早水公園で、キンバイザサとよく似たやや葉の細い　コキンバイザサが並んで植えられています（１段目の写真）。

　キンバイザサの花が開花したとの連絡をいただき、早速、観察に出向きました。

　キンバイザサの花を見るのは、初めてです。
　コキンバイザサより、花被片が一回り大きく、美しい黄色の花が上向きに咲いていました。

　花色は、金色に近い鮮やかな濃い黄色で、将にその名のとおりの花だなと納得したところです。

　先に開花した花でしょうか、果実も見かけました（３段目右側の写真）。

　【９月の野の花】のページに掲載しましたが、本来の花期は春から夏と言います。
　翌季の６月、花が咲いている様子を撮影しましたので、写真を追加しました（４段目の２枚）。

【キンバイザサ（原色牧野植物大図鑑から）】
　和歌山県以西，四国，九州，琉球列島，及び中国，インド，マレーシア，オーストラリアなどの暖帯から熱帯に広く分布し，暖地の山地に生える多年草。
　葉は長さ10～20cm，長い軟毛が生えている。
　花は春から夏，径１～1.5cm，花序の上部ではふつう雄性。
　和名の金梅笹(きんばいざさ)は，葉の形からササを，花色から金色のウメを連想してつけたものである。