『 絶滅危惧ハッチョウトンボ 都城市関之尾に群生 発見の西さん「保全を」 』 の地元紙の記事(2016.08..05付け、宮崎日日新聞) を見て、現地の散策に出向きました。

 9月半ばでしたので、ハッチョウトンボの姿は見られませんでしたが、 湿地に広がる低い草むらで、黄色い花を一斉に咲かせているたくさんのゴマクサを観察する機会に恵まれました。
 ほかにもヤハズソウ、メドハギ、クサネム、テンツキ、ヤマイ、アキノウナギツカミ、イヌコウジュ、ヒメオトギリ等々の植物を観察しました。

 そんな中、草丈10数cmにも満たないほっそりとした植物を足元で見つけました。
 よく見ると、フタバムグラのようですが、花柄がフタバムグラに比べてかなり長いようです。。
 
 図鑑を調べたり、専門家に照会した結果、フタバムグラの変種のナガエフタバムグラと分かりました。

 花期は終わりかけていましたが、ごく小さな白い花をまだつけていました。
 目を凝らして周囲を探すと、あちこちにも生えていました。 
 

 数日後、別の場所で、フタバムグラを見かけました。
 果実の様子もあわせて、別ページに掲載しましたので、あわせてご覧ください。


 なお、同じ科ですが、オオフタバムグラ属のオオフタバムグラも、別ページに掲載しました。



【参考:フタバムグラ(原色牧野植物大図鑑から)】
 本州,四国,九州,琉球列島及び台湾,朝鮮半島,中国など東アジアの暖帯から熱帯に分布。
 湿地や田のあぜなどに生える1年草。
 茎は細く、基部から分枝し,斜上または横に這う。長さ10~20cmで無毛。
 葉は長さ1~3cm,縁はざらつく。
 花は夏,花冠は4裂し,径2mm位。
 和名は、葉が2枚対生するからいう。
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DSCN3484c ナガエフタバムグラ 16.09.13 都城市関之尾町
DSCN3486c ナガエフタバムグラ 16.09.13 都城市関之尾町
ナガエフタバムグラ  アカネ科 フタバムグラ属