あまりにも小さく、かつ、地を低く這っていたので、珍しく思って撮影しました。
日陰で暗い場所でしたので良い写真は撮れませんでしたが、記録のため載せておきます。
関東地方以西、四国、九州の暖地の湿地に群生する多年草です。
茎は、基部が倒伏し長く這い、節から根を出し、高さ10〜40cmになり、全体に繊細な感じがします。
葉は薄く、両面に毛を散生し、長さ15〜40mm、幅7〜15mmです。
鞘に縁毛があります。
花は、秋に咲きます。
円錐花序の枝は細く糸状、それぞれ1〜5個の円形の小穂をつけます。
小穂は、長さ1.2mm内外、2個の楕円形の小花が抱き合ったようにして苞穎に包まれているのはこの属の特徴です。
チゴザサによく似ていますが、チゴザサはより背が高く、その葉は細い披針形で長さ4〜9cm、ハイチゴザサの葉は、幅の広い長楕円形で長さ1〜3pなので区別できるといいます。
その後、加江田渓谷でもハイチゴザサが多く見られましたので写真を追加しました。
N106605 ハイチゴザサ 06.09.26 加江田渓谷
ハイチゴザサ イネ科 チゴザサ属
N106603 ハイチゴザサ 06.09.26 加江田渓谷
3501 ハイチゴザサ 03.09.25 平和台公園
3520 ハイチゴザサ 03.09.26 平和台公園