ムラサキミミカキグサ  タヌキモ科 タヌキモ属  国:準絶滅危惧
                               県:絶滅危惧U類

 えびの高原赤松千本原にミミカキグサがあると聞いて、早速、観察に出掛けました。

 草丈数pの小さな草です。撮影に苦労しましたが、運良くカメラでとらえることができました。

 「霧島山の動植物」(宮崎県総合博物館)によると、赤松千本原には、ミミカキグサ、ムラサキミミカキグサ、ホザキノミミカキグサがあるとされており、今回、観察したのは、花の形と色から、ムラサキミミカキグサだと思います。

 北海道から九州の日当たりのよい湿地に生える多年生の小さな食虫植物です。

 地下茎は糸状で、まばらに捕虫のうをつけ、地中の浅いところを這います。

 花茎は、高さ5〜15cm、数個の鱗片葉を持ち、葉は、地下茎から空中に伸び、へら型で長さ3〜6mmとされていますが、顕微鏡的な小さな世界ですので良く確認できません。

 花は、夏から秋、花柄は長さ2〜3mm。

 和名は、花が淡紫色のためといいます。

 ちなみに、ミミカキグサは、花の色が黄色です。
 新富町一丁田池のミミカキグサも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。

N106448 ムラサキミミカキグサ 
06.9.23 同

N923139 ムラサキミミカキグサ 
06.9.23 同

N106457 ムラサキミミカキグサ 06.9.23えびの赤松千本原

N923147 ムラサキミミカキグサ 06.9.23えびの赤松千本原

N923144 ムラサキミミカキグサ 06.9.23えびの赤松千本原 

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R0016741ムラサキミミカキグサ 
14.09.26えびの赤松千本原

R0016735ムラサキミミカキグサ 
14.09.26えびの赤松千本原

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