ナキリスゲ カヤツリグサ科 スゲ属
秋の野山を散策すると、目に止まるのは、イネ科とカヤツリグサ科の植物が非常に多く感じます。
この草も、そう思いながら、特徴のある花穂が興味を引き、撮影しました。
後日、植物名を県総合博物館に照会し、ナキリスゲと分かりました。
博物館によると、スゲの多くは、春に花をつけるのに対し、ナキリスゲは、秋に花を咲かせる数少ない植物だそうです。
【ナキリスゲ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州及び朝鮮半島南部,中国,ヒマラヤの温帯から暖帯に分布。
道端や林下に生える多年草。
茎と葉を密生して大株をつくり,地下茎はない。茎の下部には、葉鞘が残存する。
葉は、長さ30cmを超え,断面はV字形。
花は、秋に咲き,上部に短い雄花群があり,その下の雌花群は粟粒状に果実をつける。
P1070017-3ナキリスゲ 08.09.20 みやまきりしまロード小林市
P1070019-3ナキリスゲ 08.09.20 みやまきりしまロード小林市
P1070015-3ナキリスゲ 08.09.20 みやまきりしまロード小林市
P1070014-3ナキリスゲ 08.09.20 みやまきりしまロード小林市