北海道南部から本州、四国、九州に分布し、主に渓流の増水時には、水をかぶるような位置の岩場に生えています。
 
 撮影したヤシャゼンマイも、増水したときは、僅かに葉先が出ているだけでした。

 涼しげな姿が好まれ、栽培もよくされるようです。

 山菜で有名なゼンマイが、渓流の流れにも耐えられるように進化した種(しゅ)といいます。

 ゼンマイに比して、葉の小羽片が水の抵抗を受けにくい細い楕円形、基部はくさび形で、先がとがっています。

 ヤシャゼンマイという名は、「痩せゼンマイ」の意だそうです。

 ゼンマイとの雑種もあり、両種との中間の姿をしているオオバヤシャゼンマイ(オクタマゼンマイ)と呼ばれる種もあるそうです。

 ヤシャゼンマイとオオバヤシャゼンマイの違いは、連続していてはっきりと区別はしにくいそうです。

ヤシャゼンマイ  ゼンマイ科  ゼンマイ属 県:準絶滅危惧

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L12191 ヤシャゼンマイ 06.4.18 加江田渓谷

L11908 ヤシャゼンマイ 06.4.12 加江田渓谷

L12190 ヤシャゼンマイ 06.4.18 加江田渓谷