L09818 サイヨウシャジン 05.11.15 加江田渓谷
サイヨウシャジン キキョウ科 ツリガネニンジン属
ツリガネニンジンの方がいかにもそれらしい名前で、馴染みやすいと思っていましたが、どうやら県内で見かけるのはツリガネニンジンではなく、母種のサイヨウシャジンだそうです。
サイヨウシャジン(細葉沙参)の花は、花冠の先が広がらないので、区別できると図鑑には書いてありますが、写真に見る程度の広がりは、広がりではないのだそうです。
茎が一本しっかりしているのがツリガネニンジン、多く枝分かれしているのがサイヨウシャジンという区別の仕方もあるそうです。
九州以南、台湾にかけて分布する多年草です。
高さ40〜100cm。
葉は、輪生または対生し、長さ4〜8cm,幅3〜15mmの線形、縁にきょ歯があります。
花期は、秋。
円錐状花序に、淡い紫色の花を多数まばらにつけます。
小花柄は花より短く、花冠は、つぼ状の鐘形で長さ8〜14mm、先は5裂し、口はすぼまるとされています。
この 『口はすぼまる』 というのも誤解・混乱のもとでした。
花柱は、外へ突き出ます。
変異の多い多年草だそうです。
他の場所で撮影したサイヨウシャジンの写真も、別ページに掲載しました。
L09819 サイヨウシャジン 05.11.15 加江田渓谷