写真は、割に見やすい場所に2株揃って生えており、加江田渓谷に行く度に花の咲くのを楽しみに観察していましたが、二ヶ月後、忽然と2株とも姿を消してしまいました。
 おそらく、盗掘されたものと思われますが、残念です。

 シュスランは、その後、加江田渓谷に行く度に探していますが、秋になって、もうカゲロウランが終わり、ツユクサシュスランが咲き始めた頃、小さいながらシュスランと思われる株を新たに見つけました。

 ツユクサシュスランやカゲロウラン、ヤクシマアカシュスランは、個体数が多いようですが、シュスランは滅多に見かけない植物です。
 今年、花をつけるとは思われませんが、盗掘されないことを念じながら観察を続けます。 


 関東南部以西、各地の常緑樹林内に生える多年草です。

 高さ10〜20cm。  茎は、次年に倒れ、葉身が枯れた節の反対側から、根が出て成長します。
 まれに、葉の裏が暗紅紫色の色素を欠く株があるといいます。

 花は、夏から初秋。
 和名のシュスラン及び別名のビロードランは、光沢ある葉の表面を繻子(しゅす)あるいはビロードにたとえたものといいます。
  
シュスラン  ラン科 シュスラン属 別名 ビロードラン   県:準絶滅危惧
L10610 シュスラン 06.3.5 加江田渓谷
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L10611 シュスラン 06.3.5 加江田渓谷
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N106765 シュスラン 06.9.30 加江田渓谷
L12773 その一ヶ月後盗掘されて二株とも姿を消していました  06.5.4 加江田渓谷の同じ場所
L11653 一ヶ月後のシュスラン 06.4.6 加江田渓谷