房総半島以西、四国、九州の谷川や林内の湿気のある山地に生える常緑大つる木本です。
若枝は、四角で無毛。
花のない枝には、葉えきに枝の変化した鉤形(かぎがた)のとげが出て、他物にひっかけて登ります。
鉤刺を乾かして薬用とするそうです。
葉は、長さ5〜11cm、柄の間に4個の早落性の托葉があります。
花は夏、葉えきの上から長柄を出し小花を球状に集めるといいますが、見つかりませんでした。
06年に観察を続けます。
06年も、6月末現在では花が咲いていません。
カギカズラは、なかなか花をつけないので、花を見る機会は少ないそうです。
この株も、どうやら花の観察は困難のようです。
2013年6月、県薬草・地域作物センターのカギカズラの若い2本の枝に、球形状の蕾がついているのを見つけました。
10年来観察を続けていますが、一度も花をつけたことのないカギカズラです。
真横に根を伸ばし、成長したカギカズラの若い枝に、初めて花がついたので、別ページに掲載しました。
L09839 カギカズラ新芽? 05.11.15 加江田渓谷
L07936 カギカズラ 05.8.15 加江田渓谷
カギカズラ アカネ科 カギカズラ属
L07469 カギカズラ 05.7.19 加江田渓谷
L07471 カギカズラ 05.7.19 加江田渓谷