シロヤマシダ  イワデンダ科 ヘラシダ属 

 常緑性のシダです。
 科名は、イワデンダ科ヘラシダ属とするもの、オシダ科とするもの、ウラボシ科オシダ属とするものなど、いろいろです。

 専門のシダ図鑑がないので、はっきりしません。

 根茎は太く這い、葉柄はわら色〜緑色、下部で黒褐色、基部鱗片は披針形、黒褐色で全縁。

 葉身は、広三角状卵形の2回羽状深裂、光沢のある濃緑色で、やや厚みのある紙質です。

 小羽片は羽状に中裂、基部は切形で柄があり、先端は鈍頭、側脈は2叉に分岐します。

 胞子嚢群は、線形で中肋と辺縁の中間につき、包膜は全縁〜鋸歯縁。

 山地の林床、沢沿いでしばしば群生するとされていますが、加江田渓谷でもキャンプ地の山沿いの斜面に群生していました。

 鹿児島市城山で見つかったことが名の由来だそうです。

L11974 シロヤマシダ 葉裏 06.4.12 加江田渓谷

L11973 シロヤマシダ 葉表 06.4.12 加江田渓谷

L11827 シロヤマシダ 06.4.9 加江田渓谷

L11826 シロヤマシダ 06.4.9 加江田渓谷

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