新緑が渓谷に美しいイヌシデです。
各地の山野に生える落葉高木です。
樹皮は暗灰色、写真を撮った木の肌はやや縦に筋が入っていましたがこれはイヌシデの特徴でもあります。
若い枝や葉は伏毛が多いといいますが、高木で確認できません。
雌雄同株です。
葉は2列に互生、長さ4〜8cm。
花は晩春、新芽の展開と同時に咲くといいますので、確認したいと思います。
武蔵野の雑木林の一員で材は薪炭、農器具、床柱などにに用いられるそうです。
和名は花穂の様子から子犬に見立てたといいます。
アカシデと似ていますが、アカシデの葉先は尾状に伸びる、アカシデの樹皮はイヌシデ同様縦にすじが入るが、イヌシデのように白っぽい縞は入らない、イヌシデが全体に毛深いのに対して、アカシデは無毛、アカシデの若葉は紅色を帯びるなどの点で区別できます。
なお、同属のクマシデの写真も載せてあります。
イヌシデ カバノキ科 クマシデ属 別名 シロシデ、ソネ
L11940 イヌシデ 06.4.12 加江田渓谷
L11938 イヌシデ 06.4.12 加江田渓谷
L11942 イヌシデ 06.4.12 加江田渓谷
N104245 イヌシデ 06.6.22 加江田渓谷