野菜・果物類の花の撮影を計画したとき、最も入手困難な花は、ゴボウの花ではないかと思っていました。

 何故なら、ゴボウは、花を咲かせる前に収穫してしまい、花を咲かせることは殆どないからです。

 同じく入手困難なニンジンの花は、生駒高原近くの野菜畑で撮影できましたので、残るは、ゴボウの番と探していました。

やはり、なかなか、ゴボウの花には巡り会えませんでした。


 ところが、偶然、花を咲かせ、なんとか野菜畑で生き延びていたゴボウにようやく巡り会えました。
 栽培者により、既に切り倒されていた株ですが、まだ花をつけたままの姿を残していました。

 その時、撮影した写真が、このページの上から4枚目までの写真です。

 花は、アザミによく似ており,赤紫色または白色の頭花を多数つけます。 

 ゴボウは、低温にあい、越年後,高温長日条件で薹が立ち,草丈は150cmくらいに伸長します。
 


 その後、国富町の畑道を走行中、赤紫色の花を咲かせて、広いゴボウ畑の中に数本、突っ立っている背高のゴボウの姿が目に止まりました。

 早速、近寄って、追加撮影したのが、5枚目以降の写真 です。

 ビッシリと、蕾を付けていました。 
 これから次々と、美しい花をたくさん開花できるとよいのですが…。



【ゴボウ(原色牧野植物大図鑑から)】
 ヨーロッパからヒマラヤ,中国の温帯に分布し,日本でさかんに栽培される越年草。
 肥えた土地によく雑草化し,高さ1.5m位。多肉の主根がまっすぐに地下にのび,品種によって40〜150cmになる。
 根生葉は束生。
 花期は夏,紫色まれに白色の頭花は径4cm位。
 和名は、漢名牛蒡の音読み。
 果実の漢名を悪実という。
 主根をはじめ,若芽や葉柄も食用にするのは日本だけといわれる。

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ゴボウ  キク科 ゴボウ属  

P1050727-1ゴボウ08.7.15国富町

P6220002-1ゴボウ08.6.22都城市

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