撮影したものは、普通インゲンマメといわれているゴガツササゲか、若いさやを食べるツルナシインゲン(サヤインゲン)か、よく分かりません。

 ツルナシインゲンの花は黄色とされていますが、写真は蔓性がはっきりせず、背丈が低いので、ゴガツササゲではなくツルナシインゲンかも知れません。

 禅僧隠元が日本にもたらしたとされている隠元豆は、和名フジマメで、ゴガツササゲやサヤインゲンとは別種で、食用ではないとされていますので、ますます混乱します。

 「原色牧野植物大図鑑」 によれば、ゴガツササゲが一般にはインゲンマメと呼ばれている種だそうです。

 以下は、ゴガツササゲについての記述です。

 おそらく熱帯アメリカ原産とされるつる性の1年草です。

 日本には、フジマメすなわち隠元豆よりもあとから渡来し、広く栽培されています。

 茎は、葉とともに短い軟毛をかぶり、高さ1.5〜3m。

 花は、夏に咲き、白色または淡紅色。
 旗弁の上部は反り返って立ち、竜骨弁は、線状でうずを巻きます。

 種子は、食用。
 和名は、五月ささげ豆。別名は唐ささげ豆、銀不老。

  隠元豆(フジマメ)の白色の種子は、扁豆といって薬用となるそうです。

インゲンマメ  マメ科 インゲンマメ属 和名 ゴガツササゲ

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