☆☆☆ 他のトピックにも同名の植物を掲載していますので、【みやざきの山野の植物の50音索引】から検索して、併せてご覧ください。
PICT3832-3シロダモの実 03.10.23 8番左
PICT3888-3枝は緑色で柔らかい 03.10.27 5番グリーン右奥
PICT3889-3シロダモ 03.10.27 5番グリーン右奥
PICT3847-3シロダモ 03.10.23 5番グリーン右奥
PICT3846-3シロダモ 03.10.23 5番グリーン右奥
シロダモ クスノキ科 シロダモ属 別名 シロタブ、タマガラ
5番右奥です。感じがクスノキに似ていますが、同じクスノキ科のシロダモでした。
8番ティーグランド左の藪の中にもあり、赤く熟しかかった果実がありました。山地ではすでに真っ赤に熟していましたが(10/19霧島山麓)、平地では漸く色づき始めたところです。
3主脈が目立つので、ヤブニッケイに似ていますが、ヤブニッケイの実は形も色も違います。アオキの実にも似ていますがアオキの葉は鈍い鋸歯があります。
小枝は緑色で円柱形をしており、図鑑の説明と一致しています。
葉は、クスノキ科らしく革質で、その名のとおり葉裏は白色です。
花は晩秋で、翌年の秋に熟しますので、写真(3832)は前年の花の果実です。
8番の木はシロダモと分かりましたが、5番の木は果実が見当たらず、迷いました。 図鑑をいろいろ調べたところ、5番の木もやはりシロダモでした。個々の木によって違うものです。
シロダモとした根拠は、「葉は3脈が目立ち裏面は白色」「花期は10-11月で花序は枝の下方、葉のない部分から上方の葉の間にかけて腋生する芽に数個、開花前の花序は球形で柄がなく、黄褐色の毛のある数個の総苟片に包まれる」「小枝は緑色で円柱形」「果実は翌年秋に赤熟し、まれに黄色。和名は葉裏が白いダモ」などの点が標本と一致したからです。
その後、5番のシロダモの青い果実も観察しました(3889)。