クラブハウス前の庭園(駐車場西側)に、大きなムクノキがありました。
落葉性の高木です。撮影した時期、ちょうど緑色から黒く熟しかかった特徴ある果実を多くつけていました。
コース内では、ムクノキに似たエノキも非常に多く植えられていますので、エノキかムクノキか迷うことがしばしばです。
果実がついていない場合は、一見しただけではよく分かりません。
そこで確認のため、もう少し詳しく特徴を調べてみました。
ムクノキ、エノキ共に、ニレ科の落葉樹ですが、葉の鋸歯が基部を除き、規則正しく、かつ、葉脈が真っ直ぐ鋸歯の先まで達しているのがムクノキで、鋸歯が不明瞭あるいは波状の鈍鋸歯または殆ど全縁で、かつ、葉脈が鋸歯の先まで達していないのがエノキだそうです(平凡社日本の野生植物木本Tから)(最下段の写真)。
また、ムクノキの実は、赤くなりません。
クラブハウス前の庭園内のこの木は、その特徴からいうと確かにムクノキですが、同じ庭園内にも何本かあったものはエノキでした。
ムクノキは、この木以外はコース内ではまだ見つけていません。
☆☆☆ 他のトピックにも同名の植物を掲載していますので、【みやざきの山野の植物の50音索引】から検索して、併せてご覧ください。
ムクノキ ニレ科 ムクノキ属 別名ムク、ムクエノキ
PICT3897-3ムクノキに似たエノキの葉 03.10.25 4番TG左
PICT3896-3ムクノキの葉 03.10.25クラブハウス前庭
PICT3870-3ムクノキ 03.10.25クラブハウス前庭