ハコベ ナデシコ科 ハコベ属 別名 ハコベラ、アサシラゲ
春の七草の一つのハコベ(ハコベ属)は、早春どこでも見られるお馴染みの野草ですが、仲間の種類が多く、正確な区別は意外と難しいようです。
上の写真は、普通のハコベですが、5弁の花びらは深く二深裂するので、花びらが10枚あるように見えます。 この特徴を持っているのが、ハコベ(ハコベ属)とノミノフスマ(ハコベ属)です。
これに対して、花弁の先端が浅く裂けており、この特徴を持っているのが、オランダミミナグサ(ミミナグサ属)です。
また、花弁が全く裂けないのは、ノミノツヅリ(ノミノツヅリ属)です。
全体の印象が似ていますので、実際にハコベか、別な種類かの分類は厄介です。 普通は、みな、ハコベとして扱っているのかも知れません。
ハコベとノミノフスマは、花びらだけでは区別できません。全体の印象で、マクロ的に見た方が分かります。
下の写真がハコベの全体像です。
ノミノフスマの全体像は、むしろミミナグサに似ています。茎に1列の毛があるのがハコベ、無毛なのがノミノフスマという区別もあります。
☆☆☆ 他のトピックにも同名の植物を掲載していますので、【みやざきの山野の植物の50音索引】から検索して、併せてご覧ください。
PICT1654-3ハコベ 03.4.10
PICT1653-3ハコベ 03.4.10