ハコベ  ナデシコ科 ハコベ属  別名 ハコベラ、アサシラゲ

 春の七草の一つのハコベ(ハコベ属)は、早春どこでも見られるお馴染みの野草ですが、仲間の種類が多く、正確な区別は意外と難しいようです。

 上の写真は、普通のハコベですが、5弁の花びらは深く二深裂するので、花びらが10枚あるように見えます。  この特徴を持っているのが、ハコベ(ハコベ属)とノミノフスマ(ハコベ属)です。

 これに対して、花弁の先端が浅く裂けており、この特徴を持っているのが、オランダミミナグサ(ミミナグサ属)です。
 また、花弁が全く裂けないのは、ノミノツヅリ(ノミノツヅリ属)です。

 全体の印象が似ていますので、実際にハコベか、別な種類かの分類は厄介です。 普通は、みな、ハコベとして扱っているのかも知れません。

 ハコベとノミノフスマは、花びらだけでは区別できません。全体の印象で、マクロ的に見た方が分かります。

 下の写真がハコベの全体像です。
 ノミノフスマの全体像は、むしろミミナグサに似ています。茎に1列の毛があるのがハコベ、無毛なのがノミノフスマという区別もあります。

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PICT1654-3ハコベ  03.4.10

PICT1653-3ハコベ  03.4.10