シュロガヤツリは、池や湿地に生える大型の多年草ので、県内では、割りに目にする機会の多い植物です。
県庁南庭園の池のほとりに群生していました。
また、本館裏手の北東角の外周にもハマユウと一緒に植えられています。
県内のほかの場所で撮影したシュロガヤツリも、別ページに載せましたので、あわせてご覧ください。
シュロガヤツリの散形花序を接写しましたので、写真を追加しました(最下段左)。
茎は、三稜があり、叢生し、高さ1m以上になる。
葉は、茎の基部の鞘のみで、葉身はほとんどない。シュロの葉状で、長さ10〜30p。
散形花序は、複生し、枝は、長さ 5〜15pの分花序をつけ、10〜30個の小穂を放射状につける。
小穂は、長楕円形、長さ 5〜8p、幅 1.5〜2mm。白緑色で、淡褐色を帯び、1〜-20個の鱗片が2列につく。鱗片は、長さ1.5〜2.0.m.m。雄蘂は、3個、柱頭は、3分枝。
原産地のマダカスカルから渡来、古くから温室で栽培され、暖かい地方に逸出していたが、最近では、関東南部でも、越冬し、野生化するようになった。
(日本の帰化植物(平凡社)から)
シュロガヤツリ カヤツリグサ科 カヤツリグサ属 別名 カラカサガヤツリ
P1140300-3シュロガヤツリ 09.8.17県庁南庭園
P1140168-3シュロガヤツリ 09.8.17県庁庭園外周
P1140166-3シュロガヤツリ 09.8.17県庁庭園外周
P1140299-3シュロガヤツリ 09.8.17県庁南庭園
DSCN2634-1シュロガヤツリの散形花序 10.05.29県庁南庭園