県庁南庭園の南側、ヤマモモの大木の付近で、マメヅタを見かけました。 ウバメガシの大木にも、マメヅタがびっしりとついていました。

 マメヅタは、東北地方南部の本州・四国・九州・琉球に分布する常緑のシダ植物で、県内の山中でもよく見かけるシダです。
 別ページにもマメヅタを掲載していますので、あわせてご覧ください。
 栄養葉と胞子葉の様子は、別ページ のマメヅタの方が分かりやすいと思います。


 
 諸州の巌面・石上あるいは樹幹等に着生する多年生常緑シダ草本にして、殊に暖地に多し。
 根茎は、長く匍匐して糸状をなし、長きはときに1mに及び、褐色または、暗褐色の最小なる線状鱗片を生じ、かつ髭根を出せ璃り。
 葉は、緑色にして、粗に根茎に出で、裸葉すなわち栄養葉と、胞子葉との区別ありて、一株上に両方型葉を具う裸葉は、短柄を有して、根茎の両側に排列し、その表面を上にして平在し、円形または倒卵状円形にして全編、厚き肉質、光沢あり。長さ1pばかりあり、線状篦形にして園頭、下部は、細長の柄となり、上部に線形の嚢推に条を具え、黄褐色または褐色を呈す。
 葉脈は、葉肉内に沈在し、網目状をなす。
 和名マメズタ、イワマメのマメは、みなその葉の小形なること、まめ大の如ければ言い、又故にカガミゴケの漢名あり。
(牧野日本植物図鑑から) 

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マメヅタ  ウラボシ科 マメヅタ属

P1140868-3ウバメガシ&マメヅタ 09.9.14県庁南庭園

P1140416-3マメヅタ 09.9.05県庁南庭園

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P1140417-3マメヅタ 09.9.05県庁南庭園