名前はフサザクラですが、サクラの仲間ではありません。
幹を見ても、サクラの類でないことは明らかです。
撮影したのが夏で、葉の形はよく分かりますが、花は早春、葉の出る前に咲きます。
花が咲いたら写真を撮るつもりで、【3月の花】 のページに載せました。
本州、四国、九州の山地の谷間など湿潤地に好んで生える落葉高木です。
葉は互生し、長柄があり、葉身の長さ5〜12cm。
花は早春、葉の出る前に開きます。
両性花で、がくも花冠もなく、雄しべも雌しべ多数という、一風変わった房状の綺麗な花です。
和名の総桜(ふさざくら)は、花のつき方から名付けられたといいます。
別名は、谷に生え、桑の葉形に似るからタニグワといいます。
樹皮は鳥もち、材は建具にするそうです。
N105491 フサザクラ 06.8.15 早水公園
N108246 フサザクラの黄葉 06.11.20 早水公園
N108243 フサザクラの黄葉 06.11.20 早水公園
N105492 フサザクラ 06.8.15 早水公園
フサザクラ フサザクラ科 フサザクラ属 別名 タニグワ
N105494 フサザクラ 06.8.15 早水公園