以前、生目古墳群史跡公園の林縁で見かけた見慣れない低木の花期に合わせて、観察に出掛けました。
よく分枝し、束生した枝葉は、一見ヤマブキに似た印象ですが、花序が全く違い、白い小さな蕾を散房状にたくさんつけていました。
図鑑で調べると、ヤマブキと同じバラ科のコゴメウツギでした。
小さい白花を小米に見立てて名付けられたそうで、「名は、体を表す」という言葉の標本のような植物です。
暖かな日が続きましたが、なかなか開花せず、10日後、ようやく開花し始めました。
更に1週間後、咲き揃った花の様子は、遠目にはマルバウツギ(ユキノシタ科ウツギ属)に少し似た感じです。
【コゴメウツギ(原色牧野植物大図鑑から)】
日本各地,及び朝鮮半島と中国に分布し山地の日当たりのよいところに生える高さ1〜1.5mの落葉低木。 よく分枝し束生。
枝は、灰色で細く折れやすい。
葉は、長さ1.5〜6cm。
花は初夏,径4〜5mm。若枝の先や葉えきに散房花序をつくる。
和名のコゴメは、米粒を砕いたもので,小さい白花を小米に見立てたもの。秩父地方で若葉を食べ枝を蚕のまぶしに使う。
DSCN1286aコゴメウツギ 12.04.09生目古墳群史跡公園
R0013407コゴメウツギ枝 12.04.19生目古墳群史跡公園
R0013427コゴメウツギ花 12.04.25生目古墳群史跡公園
R0013428コゴメウツギ花 12.04.25生目古墳群史跡公園
R0013432-1コゴメウツギ花 12.04.25生目古墳群史跡公園
R0013403コゴメウツギ花 12.04.19生目古墳群史跡公園
DSCN1422aコゴメウツギ花 12.04.19生目古墳群史跡公園
DSCN1288aコゴメウツギ蕾 12.04.09生目古墳群史跡公園