かつて、宮崎市橘通りに植えられ、ユリノキ通りと呼ばれたことがあるそうです(【宮崎の並木(染郷正孝著・ 昭和42年)】)。

 写真のユリノキは、現存する日本一の巨木(樹高26m)といわれており、あまりの高さに望遠でも花をはっきり撮影することができません。
 
 早水公園のユリノキも大木で、下から見上げても、花の様子はよく分かりませんでした。

 2005年、あらためて願蔵寺を訪れました。

 ちょうど、カメラを持った人が多く来ており、ご住職のご厚意で、お寺の二階から写真を撮ることができました。

 また、切り花を器に盛って部屋に飾ってありましたので、花の接写もすることができました。有り難うございました。

 写真は、2004年の写真を一枚残し、05年に撮影した新しい写真に差し替えました。


 2015年、10年振りに願蔵寺を尋ねたところ、現存する日本一の巨木は、除伐されてかつての樹形を失い、黄色い花も全く見ることができませんでした。

 しかし幸いなことに、寺の駐車場のユリノキが高さ数mに成長し、たくさんの花をつけていました。
 その時撮影した写真を追加しておきます(5〜7段目の6枚の写真)



【ユリノキ(原色牧野植物大図鑑から)】
 北アメリカ原産。明治初年に日本へ渡来し,庭園や街路樹として栽植されている落葉高木。
 高さ20m位になる。自生地では高さ50mに達する。
 葉は互生し,長い柄があり,長さ9〜13cm,薄く硬くかすかに香気がある。
 花は初夏,若枝の先に径6cm位の花を1個開く。
 果実は翼をもち,まつかさ状に集まる。
 和名の百合の木は、属名に基づき,別名は葉形が半纏のようであるからいう。 

DSCN1594c ユリノキ 15.5.10 都城市願蔵寺

DSCN1603c ユリノキ 15.5.10 都城市願蔵寺

DSCN1611c ユリノキ 15.5.10 都城市願蔵寺

DSCN1620c ユリノキ 15.5.10 都城市願蔵寺

L05212 部屋に飾ってあったユリノキの花
 05.5.8 都城市願蔵寺

DSCN1596c ユリノキ蕾 15.5.10 都城市願蔵寺

DSCN1605c ユリノキ果実 15.5.10 都城市願蔵寺

L05213 部屋に飾ってあったユリノキの花
 05.5.8 都城市願蔵寺

6545 ユリノキ 04.5.5 都城市願蔵寺

L05205 ユリノキ 05.5.8 都城市願蔵寺

ユリノキ  モクレン科 ユリノキ属  別名 ハンテンボク、ウッコンジュ

5月の花 目次に戻る
トップページに戻る

L05206 ユリノキ 05.5.8 都城市願蔵寺