県の薬草・地域作物センターで観察しましたが、何故かラベルが標示されておらず、名前が分かりませんでしたので、調べたところ、よく名前を耳にするマロニエでした。
マロニエは、バルカン半島南部原産で、ヨーロッパの都市では、街路樹によく使われる落葉高木です。
マロニエ(セイヨウトチノキ)の花は、白色で、中心部に赤味を帯びるとされています。
観察した木は、北米原産のアカバナトチノキとセイヨウトチノキの雑種ベニバナトチノキと思います。
これらは、日本でもときに庭園に栽植されるといいますが、宮崎では、庭園木としては、今まで見たことがありません。
高さ20〜25m、葉は小さく、トチノキに比べて、花は大形です。
花は初夏、淡紅色の綺麗な花です。
果皮に長いとげがあることがトチノキと異なるそうです。
別名馬栗は、マロニエの英語名horse chestnutの直訳だそうです。
フローランテ宮崎にもベニバナトチノキの標本木が植えられています。
果実が数個ついているのを見かけましたので、写真を追加しました。
トチノキの花、トチノキの果実は、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
P1130821 ベニバナトチノキ果実 09.7.12 フローランテ宮崎
L05280 ベニバナトチノキ 05.5.8 薬草・地域作物センター
L05282 ベニバナトチノキ 05.5.8 薬草・地域作物センター
L05281 ベニバナトチノキ 05.5.8 薬草・地域作物センター
ベニバナトチノキ トチノキ科 トチノキ属 別名 マロニエ、ウマグリ