加江田渓谷では、割に大きな葉があたかも輪生しているように見える木で、かねてから注目していましたが、花も果実も気付かないままでしたので、撮影していませんでした。
花期は初夏とされていますので、【6月の花】 のページに、掲載しておきます。
伊豆半島以西の暖帯林内に生える常緑小高木です。
加江田渓谷では、下から見上げるばかりで、なかなか観察しにくい木です。
樹皮は、灰青色。
若枝、葉柄、葉裏、花序に、褐色の綿毛を密生するそうですが、近づけないので確認できません。
葉は、長さ10〜25cmで革質。
花は、初夏、花弁5枚のうち、3枚が大きい。
伊勢神宮で、ヒノキ板と摩擦して火をつける棒として、昔から使っているのが、ヤマビワだそうです。
和名の、山枇杷(やまびわ)は、葉がビワに似ているためといいます。
花や果実を観察したいと思います。
なお、綾渓谷等で、果実の黒熟するさまや花の様子を撮影し、別ページに掲載しました。
あわせてご覧ください。
ヤマビワ アワブキ科 アワブキ属
N104901 ヤマビワ 06.7.25 加江田渓谷
N104898 ヤマビワ 06.7.25 加江田渓谷
N104896 ヤマビワ 06.7.25 加江田渓谷