阿波岐原森林公園のパークウェイを散策中、枝先に白い円錐花序の目立つ木が目につきました。
近寄って見ると、サルスベリに非常に似ていますが、葉が全く違っており、全体の樹形も違います。
初夏に咲く白い円錐花序の木としては、サルスベリ、イボタ属がありますが、いずれとも葉の様子が違っており、よく分かりませんでした。
県総合運動公園内の日本庭園で、シマサルスベリの大木を見かけたことを思い出し、比較のため、訪れてみました。
まだ小さい蕾でしたが、同じ円錐花序をしており、観察した木はシマサルスベリのようです。
幹は直立し、樹皮が剥げ落ちた跡が灰白色等の点もシマサルスベリの特徴です。
国内では沖縄しか生育していないといわれますが、観察した木は、明らかにシマサルスベリでした。
【シマサルスベリ(原色牧野植物大図鑑から)】
屋久島,種子島など九州南部から琉球列島,台湾に分布する落葉高木。
高さ3〜6m。
葉は対生し,柄はごく短く,卵形ないし楕円形。
盛夏に、枝端に大きな円錐花序を出し,よく枝分かれして小さな白色の花を多数つける。
半球形のがく筒があり,上半部は6片に分かれ,各片は三角形で直立する。
果実は、楕円形で1cm弱,熟すと6裂する。
シマサルスベリ ミソハギ科 サルスベリ属 別名 タイワンサルスベリ
DSCN3956シマサルスベリ葉 10.07.21阿波岐原森林公園
DSCN3593シマサルスベリ 10.07.09県総合運動公園
DSCN4055-1シマサルスベリ 10.07.29県総合運動公園
DSCN3592シマサルスベリ 10.07.09県総合運動公園
DSCN3500シマサルスベリ 10.07.03阿波岐原森林公園
DSCN4049-1シマサルスベリ 10.07.29県総合運動公園
DSCN4044-1シマサルスベリ 10.07.29県総合運動公園
DSCN3956シマサルスベリ花後 10.07.21阿波岐原森林公園
DSCN3460シマサルスベリ 10.07.02阿波岐原森林公園
DSCN3459シマサルスベリ 10.07.02阿波岐原森林公園
DSCN3455シマサルスベリ 10.07.02阿波岐原森林公園