ツクシコウモリソウ キク科 コウモリソウ属 県:準絶滅危惧
L08089 ツクシコウモリソウ 05.8.22 県道30号線
L08087 ツクシコウモリソウ 05.8.22 県道30号線
なかなか花が咲かず、何度か通ってようやく花を撮影することができました。
葉や草丈からすると、意外なほど派手で綺麗な花です。
九州の特産植物だそうです。
霧島えびの山中でも、道路端で観察できる群落は一カ所しか、把握していません。
温帯の林下に生える多年草で、高さ20〜40cm。
茎の中部の葉は、長さ3〜5cmの翼のない長い柄を持ち、腎形ないし五角形状で、浅く5裂し、先は急に尾状となります。
花期は、夏から秋とされています。
頭花は、茎の上方に数個が散房状につき、長さ1pほどの柄があります。
12〜14個つける管状花の花冠は白色で、幅1p位の小さな花ですが、写真に見るように複雑な形をしており、なかなか綺麗な花です。
なお、ツクシコウモリソウに比べて、大型で、同科同属のモミジコウモリ については、別のページに掲載しました。
冬の気配が漂う11月下旬、花後のツクシコウモリソウを観察しましたので、写真を追加しました(最下段)。
L08084 ツクシコウモリソウ 05.8.22 県道30号線
L08090 ツクシコウモリソウ 05.8.22 県道30号線
L10061 花後のツクシコウモリソウ
05.11.20 県道30号線