ガジュマル

　アコウに似たガジュマルは、暖かい宮崎には多いはずですが、意外に少なく、『こどものくに』で観察を続けていましたが、なかなか花を観察する機会がありませんでした。

　たまたま、アボガドの花を撮影すべく、青島亜熱帯植物園を散策していたとき、花嚢をいっぱいつけたガジュマルを見かけました。

　ガジュマルの花は、クワ科イチジク属の植物ですから、イチジクやイヌビワと同じく果実のように見える花嚢の中に小花があります。

　長年、探していたガジュマルの花嚢ですので、早速撮影しました。　気根も撮影しました。

　2007年に、同じ青島亜熱帯植物園の温室で栽培されているガジュマルを撮影したことがありましたので、写真を掲載しておきます（７～８段目の４枚の写真）。

【ガジュマル（原色牧野植物大図鑑から）】
　九州地方の種子島から琉球列島，及び台湾，中国南部，マレーシア，ミクロネシア，熱帯アジア，オーストラリア北部の亜熱帯から熱帯に分布する常緑高木。
　枝葉が茂って大木となり、樹陰を作る。
　幹や枝から気根を垂らす。無毛。
　葉は、長さ４～10cm。
　花は夏，雌雄同株。
　アコウに似るが，葉柄が短く、果序は径８mm，柄がほとんどない。
　材は盆など器具を作る。
　漢名榕樹