イヌビワ  クワ科 イチジク属 別名 イタビ、イタブ、コイチジク

 宮崎では山野のいたるところで見かける落葉樹です。

 黄葉が綺麗ですが、果実のようにみえる花嚢もいろいろな姿を見せてくれます。

 イヌビワは雌雄異株ですが、雄花も雌花も花軸が袋状になって花を内側に包み込む花嚢(かのう)(イチジク状花序)を形成し、雄花の花嚢も、雌花の花嚢も熟しますので、普通の雌雄異株のような実の有無による区別はできません。

 雄花嚢は熟すと黒紫色になり、食べられないそうですが、雌花嚢は赤く熟して食べられるといいます。
 雄花嚢が赤くなるとしている図鑑もあります。

 上段の写真が雄株、下2枚が雌株と思いますが、どうでしょうか。
 

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8519 イヌビワ 花嚢 04.8.20 早水公園 

L08021 イヌビワ 花嚢 05.8.22 409号線小林市

8456 イヌビワ 花嚢 04.8.19 早水公園 

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