ハマニンドウ果実  スイカズラ科 スイカズラ属

 美々津海岸へ通じる坂道の藪の中に、あまり見慣れない果実をつけた蔓性の植物を見かけました。

 見当がつきませんでしたが、県総合博物館に照会したところ、ハマニンドウと分かりました。

 ニンドウは、スイカズラの別名ですので、あちこちで見かける大変ポピュラーなスイカズラの仲間であると知り、びっくりしました。

 スイカズラは、短毛が密生するのに対して、ハマニンドウは無毛なので区別できるそうです。
 今後、スイカズラを見かけたら、有毛か無毛か、まず確かめたいと思います。

 花期には、を観察したいと思います。



【ハマニンドウ(原色牧野植物大図鑑から)】
 紀伊半島以西,琉球列島及び台湾,中国東南部の亜熱帯に分布。海岸に近い土地に生えるつる性の低木。
 キダチニンドウに似ているが,若い枝の先以外はほぼ無毛で,葉裏には腺点もない。
 葉は、長さ4〜10cm。
 花は、晩春,2花が並んでつく。 子房は2個並ぶが、離れている。
 花冠は長さ4〜6cm,初め白色,のちに黄色を帯びる。

P1080316-3ハマニンドウ 08.11.11美々津海岸

P1080317-3ハマニンドウ 08.11.11美々津海岸

トップページに戻る
美しい実をつける木々 目次に戻る

P1080313-3ハマニンドウ 08.11.11美々津海岸