ヤマモモの果実は、見た目も美しいのですが、甘酸っぱく、生で食べるほか、ジャムや果実酒に加工される利用価値の高い果実です。
山に生える桃という意味の名前だそうで、果実が熟す時期になると、ヤマモモの木の下は、落下した果実が辺り一面に散らばり、踏みつけられた果実の赤い果汁が広がって大変です。
ヤマモモは、その姿や形がややホルトノキに似ており、本州南部以南では紛らわしいことがあるといいます。。
ホルトノキは落葉が赤くなり、常に少数の葉が赤く色づいていること、葉先に緩やかな鋸歯があるなどの点でヤマモモと区別され、私も、その点で区別しています。
ヤマモモの花は、別のページに掲載しています。
【ヤマモモ(原色牧野植物大図鑑から)】
福井県,関東地方以西から琉球列島,及び朝鮮半島南部,台湾,中国,フィリピンの暖帯から亜熱帯に分布。
海岸近くの山地に生え,また栽植する常緑高木。
高さ15m,径1mになる。
葉は、長さ5〜10cm,裏面に腺点がある。
花は春,雌雄異株。核果は初夏に熟し、甘酸味があり、集合果を食用とする。徳島県の名産である。
樹皮はタンニンを含み、褐色の染料とする。
漢名楊梅。
PICT2480-1s ヤマモモ 03.6.02 県総合文化公園
PICT2461-1s ヤマモモ 03.6.01 東九州自動車道PA
PICT2483-1s ヤマモモ 03.6.02 県総合文化公園
P1100475-1s ヤマモモ 07.6.23 早水公園
PICT2463-1s ヤマモモ 03.6.01 東九州自動車道PA