暖帯から亜熱帯の山野に生える雌雄異株の常緑高木ですが、自生している木は少ないと思います。
街路樹、庭園樹としていたるところで使われています。
【U みやざきの街路樹】で調べたところ、宮崎で街路樹に使われている木は、クロガネモチとクスノキが群を抜いてトップでした。
真っ赤な美しい実は、今から半年以上、落ちもせず色あせもせず、秋から初夏まで彩りを見せます。
私の知る限り、最も息の長いきれいな実です。
ちなみに、今年の初夏に、花と前年の赤い実を同時に撮影した写真も掲載しておきます(左側最下段の7020)。
花と実が同時に見られる木としては、シロダモもありますが、シロダモの赤い実がいつ頃まで残るのかはまだ調べていません。
クロガネモチの葉の色は、株によって微妙に違い、濃緑色と淡緑色の2種類あるように思います。
実の熟した時期に、実の色との対比で特に感じます。
なお、クロガネモチの花は、【5月の花】のページでモチノキ属をまとめて紹介しました。
和名は、黒鉄モチ(くろがねもち)で、葉や枝の色に由来するそうです。
L01815-1s クロガネモチ 04.11.17 県総合文化公園
L01802 クロガネモチ 04.11.17 宮崎市北権現公園
7020 クロガネモチの花と実 04.5.25 市民の森公園
L01819 クロガネモチ 04.11.17 県総合文化公園
クロガネモチ モチノキ科 モチノキ属 別名 イモグス
L01813 クロガネモチ 04.11.17 県総合文化公園