クロガネモチは、真っ赤な果実が美しく、宮崎では、街路樹として最も多く使われている樹木です。
葉は、楕円形で革質、鋸歯はないので、長楕円形で縁に荒い鋸歯のあるナナミノキと区別できます。
ナナミノキの果実は早く落ちるのに対して、クロガネモチは、開花期のこの時期になっても、まだ赤い果実をつけているものも多く、果期の長さには驚きます(最下段の写真)。
雌雄異株で、新枝の葉腋に5〜6数性の花をつけますが、雄花か雌花か、花だけではなかなか分かりません。
【クロガネモチ(原色牧野植物大図鑑から)】
関東地方以西から琉球列島,及び朝鮮半島,台湾,中国,インドシナの暖帯から亜熱帯に分布。
山野に生え,庭木として栽植もする常緑高木。
高さ5〜10mになり,樹皮は灰白色で滑らか。
枝は、暗褐色で無毛。
葉は、長さ5〜8cm,革質で光沢がある。
花は、初夏に咲き,今年の枝につける。
雌雄異株。
果実は、径5mm位,落葉後も枝につく。
和名の黒鉄モチ(くろがねもち)は、葉や枝の色に由来する。
6974-1 クロガネモチ雌花 04.5.22 市民の森公園
7017-1 クロガネモチ雌花 04.5.25 市民の森公園
6770-1 クロガネモチ雄花 04.5.13 市民の森公園
P1030484-1 クロガネモチ花&果実 06.6.01 県総合文化公園
6759-1 クロガネモチ雄花 04.5.13 市民の森公園
クロガネモチ モチノキ科 モチノキ属 別名 イモグス