お馴染みの珈琲の木です。 
 エチオピア原産の常緑低木で、濃緑色のきれいなツヤのある葉が美しいことから、観葉植物として扱われることもあるようです。

 かつて、職場の室内で、鉢植えのコーヒーノキを育てた経験があり、何度も鉢を変えて育てているうち、どんどん大きくなって手に負えなくなり、県の亜熱帯作物支場に引き取って貰ったコーヒーノキが健在していることが分かりました。
 20余年振りに再会したコーヒーノキは、幹も太く成長し、毎年果実をつけているとのことでした。

 花は、今後、撮影したいと思います。


 その後花を観察する機会がありませんでしたが、県薬草・地域作物センターの温室にもコーヒーノキが2本植栽されていること知り、09年、コーヒーノキに蕾がついたと、同センターから連絡をいただき、早速、撮影に出掛けました。

 びっしりと白い蕾をつけたコーヒーノキですが、写真のような状態になってから、すでに1週間位経過しているそうです。
 運良く、開花時期に撮影できるとよいのですが…。



 幸運にも3日後、一斉に咲いたコーヒーノキの花を撮影できました。別ページに、花の写真を掲載しました。

 また、県薬草・地域作物センターのコーヒーノキには、数は少ないのですが、花と一緒に、若い果実が実っていましたので、写真を追加しました。



【コーヒーノキ(山と渓谷社「日本の樹木」から)
 コーヒーノキは、、熱帯で広く栽培され、多くの品種があります。
 高さ2〜3mになり、枝は、横に広がり、先端はやや垂れ下がります。
 葉は、対生し、長さ7〜10pで長楕円形、ふちは全縁、厚く、光沢があります。
 9月頃、葉腋に花冠が5裂した白い花が数個集まって着き、果実は、長さ約1.2pの楕円形、種子は、2個。
 世界で愛飲されている大部分は、アラピカ種。 最近、葉枯れ病に強いロブスター種が増えている。

P11000843コーヒーノキ果実 09.4.12薬草地域作物センター

P11000846コーヒーノキ果実 09.4.12薬草地域作物センター

P11000766-3コーヒーノキ蕾 09.4.09薬草地域作物センター

P11000847-3コーヒーノキ果実 09.4.12薬草地域作物センター

PA130067-3コーヒーノキ 07.10.13亜熱帯作物支場

PA130066-3コーヒーノキ 07.10.13亜熱帯作物支場

PA130065-3コーヒーノキ 07.10.13亜熱帯作物支場

PA130068-3コーヒーノキ 07.10.13亜熱帯作物支場

P11000764-3コーヒーノキ蕾 09.4.09薬草地域作物センター

コーヒーノキ  アカネ科 コーヒーノキ属.

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