秋の野山は、イネ科の穂が目立つほかは、見るべき植物にあまりお目にかかりません。
そのかわり、黄葉・紅葉がそろそろ目立ってきます。
県道28号線を北郷に向かう途中、道端で、色づき始めたコウゾの葉が、秋の陽光を受けて、黄色く光っているのを見かけました。
完全に黄葉が進んでいるわけではなく、部分的に黄葉しているだけでしたが、沿線は、コウゾの黄葉で美しく彩られていました。
【コウゾ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州,琉球列島及び台湾,朝鮮半島,中国の暖帯に分布。山地に野生化するが,ふつう製紙の原料として栽植する落葉低木。
葉は、互生し、長さ4〜12cm,細毛がある。若葉には、深い切れ込みがある。
春に、葉と同時に開花。
雌雄同株,雄花は若枝の基部,雌花は上部葉えきにつく。
果実が球形に集まり,初夏に赤熟し、甘く、食べられる。
コウゾ 黄葉 クワ科 コウゾ属 別名 カゾ
P1080196-3コウゾ 08.11.7県道28号線北郷町
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