早咲きのクロキ ハイノキ科 ハイノキ属
季節はずれのモチノキを取り上げたばかりでしたので、最初はまたモチノキかと思いましたが、近寄ってみたらクロキでした。
モチノキの花弁が4枚に対して、クロキは5枚です。
葉もモチノキに比して、葉脈特に主脈がはっきりしており、葉の先の方には緩い波状の鋸歯があるので、モチノキと区別できます。
しかし、モチノキもクロキも、本来の花期は3〜4月です。
季節はずれの開花であることは一緒です。
クロキは、昨年(04年)も狂い咲きのクロキがあったことを取り上げましたが、こうなると、クロキの早咲きは珍しいことではないように思われます。
しかも、不思議なことに、昨年狂い咲きとして紹介した株は、今年は蕾もつけておらず、昨年3月に普通に咲いた株が、今年は1月に咲いていました。
昨年は1月に咲いた木は1本だけでしたが、今年は同じ市民の森のクロキの殆ど(調べた4本のうち3本)が早咲きでした。
花期とは、もともと気象条件などによってこのような誤差があるものなのでしょうか。
L03029 クロキ 05.2.2 市民の森
L02905 クロキ 05.1.29 市民の森梅園駐車場
L02909 クロキ 05.1.29 市民の森梅園駐車場