オタカラコウの花の散策に出向いた谷あいで、カサスゲによく似たアキカサスゲの群落に出会しました(1段目の写真)。
平地の湿地や浅水中に生えるカサスゲに比べ、強剛な印象です。
開花が秋にかかるので、和名を秋笠スゲと命名されたといいます。
まさに開花期とみえ、頂小穂と複数の側小穂の様子を間近に観察することができました。
【アキカサスゲ(原色牧野植物大図鑑から)】
関西地方から琉球列島,及び台湾,中国南部,インドシナ,ビルマ北部,インドの暖帯から亜熱帯に分布。
池や沼に生える半常緑の多年草。
根茎は、強剛で太い匍匐枝を出して繁殖,群落をなし,高さ1mになる。
花は夏から初秋。
果胞は長さ3mm,膜質で突起状の毛がある。
和名の秋笠スゲ(あきかさすげ)は、開花が秋にかかるから。
DSCN3761c アキカサスゲ 16.10.13 都城市吉之元町
DSCN3762c アキカサスゲ 16.10.13 都城市吉之元町
DSCN3765c アキカサスゲ群落&オタカラコウ
16.10.13 都城市吉之元町
R0018518 アキカサスゲ 16.10.13 都城市吉之元町
アキカサスゲ カヤツリグサ科 スゲ属
R0018517 アキカサスゲ 16.10.13 都城市吉之元町