シラネセンキュウ  セリ科 シシウド属 別名 スズカゼリ

L001064 シラネセンキュウ 04.10.21 361号線綾町

 シラネセンキュウと思って撮影したのですが、最上段の写真では、萼か苞片のようなものが目立ち、このお陰で、別種ではないかと思って迷いました。

 その後、多くの株を調べるうちに、苞片のようなものは、蕾の時に見られるだけで、開花するにつれて脱落することが分かりました。

 葉柄が発達して膨らみ、基部は茎を包んでいますが、これは、ハナウドやノダケなどこの仲間の共通の特徴のようです。

 秋の山道の路傍を飾る、セリに似た植物です。

 図鑑類では大型の草と紹介されていますが、実際にはかなり小さなものも混ざっていました。

 和名の白根川きゅうは、センキュウに似て日光白根山で発見されたことにより名付けられ、また、別名は鈴鹿山脈に多く生えていることによるそうです。


 加江田渓谷で観察したシラネセンキュウも載せましたので、あわせてご覧ください。


 高鍋湿原の観察路脇で、たくさんの果実をつけたシラネセンキュウを観察しましたので、写真を追加しました(4段目の2枚の写真)

4042 シラネセンキュウ 03.11.4 みやまきりしまロード

4044 シラネセンキュウ 03.11.4 みやまきりしまロード

L01162 シラネセンキュウ 04.10.21 361号線綾町 

DSCN0889c シラネセンキュウ 果実 14.10.27 高鍋湿原

L00946 シラネセンキュウ 04.10.13 鰐塚山麓

L00916 シラネセンキュウ 04.10.13 鰐塚山麓

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DSCN0888c シラネセンキュウ 花&果実 14.10.27 高鍋湿原