『全国でも、新富町一丁田池周辺にしか確認されていないという珍しいホウキボシイヌノヒゲが、小さなかわいらしい花を咲かせている…』 との地元紙の記事 (07.10.01付け、宮崎日日新聞) を見て、早速、観察に出掛けました。
一丁田池という地名を頼りに、ようやく目的の池に辿り着きました。
付近の住民の方々が、ビオトープとして、環境整備に努めている池でした。
「数日前、沢山のカメラマンが 撮影していたのは、 ここいらですよ。」 と、近所の方が親切に教えていただいたので、ホウキボシイヌノヒゲの生育場所も、直ぐに分かりました。
確かに、一風変わった姿のホシクサです。
花序の基部に、長さ7〜30ミリの苞(ほう)がついており、これが、ホシクサの花を彗星に似せる役目をしているそうです。
この苞は、国内のホシクサの中では、最も長い苞とされ、宮崎市の野生植物研究家 南谷忠志さんが、1990年に発見し、名付けたのだそうです。
同科同属のホシクサのシロイヌノヒゲも、別ページに掲載していますので、あわせてご覧ください。
1010235 ホウキボシイヌノヒゲ 07.10.16 新富町一丁田池
1010235 ホウキボシイヌノヒゲ 07.10.16 新富町一丁田池
1010241 ホウキボシイヌノヒゲ 07.10.16 新富町一丁田池
ホウキボシイヌノヒゲ ホシクサ科 ホシクサ属 県:絶滅危惧TA類
1010236 ホウキボシイヌノヒゲ 07.10.16 新富町一丁田池