花弁が4枚で見慣れない花でしたので撮りました。

 県総合博物館に照会したところ、ツルキジムシロということでした。

 図鑑等では、本来花弁は5枚です。

 この場所は、かつて4花弁のセンブリを観察した折、本来5花弁のセンブリに4花弁があることを知った場所でしたので、不思議な思いをしました。

 葉は、写真では一見3出複葉のように見えますが、奇数羽状複葉です。

 3出複葉ならツルキンバイミツバツチグリなどでしょうか。

 北海道から九州に産し、山地に生える多年草です。

 短い根茎から、匍匐枝を出して増えます。

 根生葉は奇数羽状複葉、頂小葉は長さ1〜2.5cm、幅7〜15mm、倒広卵形あるいは円形です。

 花は春から夏、茎の先端に数個の黄色い花が咲きます。

 がく片は狭卵形、花弁は広倒卵円形、やくは楕円形。

 そう果は腎臓形。

ツルキジムシロ  バラ科 キジムシロ属   県:準絶滅危惧

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L11088 ツルキジムシロ 06.3.21 県道30号線

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L11085 ツルキジムシロ 06.3.21 県道30号線

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L11086 ツルキジムシロ 06.3.21 県道30号線