タチツボスミレ、ツボスミレが有茎性であるのに対して、無茎性のスミレです。
県総合博物館に尋ねたところ、ヒメミヤマスミレではないかということでした。
ただし、ヒメミヤマスミレと似たフモトスミレがあり、区別はなかなかのようです。
両者の区別は、フモトスミレのページに掲げたとおり、フモトスミレはどちらかというと湿気の多いところ、ヒメミヤマスミレは、乾燥地に多いとされます。
また、フモトスミレの葉はやや長く濃い緑色で、裏面は紫がかっており、ヒメミヤマスミレの葉は黄緑色でやや丸いとされています。
無茎性の多年草、全体が細くて弱々しい感じです。
葉は、長さ1〜3cmで薄く軟らかく、ときに白はんがあります。
花は初夏、九州南部では春、細く長い花柄をのばします。
花弁の内側には毛があります。
生駒高原近くの409号線環野でも生えていましたので、写真を追加します。
加江田渓谷でもヒメミヤマスミレを撮影しました。
L11046 ヒメミヤマスミレ 06.03.21 409号線環野
L11047 ヒメミヤマスミレ 060.3.21 409号線環野
ヒメミヤマスミレ スミレ科 スミレ属
L10732 ヒメミヤマスミレ 06.03.10 平和台公園
L10731 ヒメミヤマスミレ 06.03.10 平和台公園