コスミレ

　綾・国富方面の植物散策の帰路、県道17号線沿いの小高い崖に群生している淡い藍色のスミレを見かけましたので、降車し、近寄って観察しました。

　遠目では、タチツボスミレに似ているようでしたが、無茎性のコスミレでした。
　美しい花色が印象的でした。

　このコスミレのお陰で、隣接の空き地でオオツメクサの群落も見つけましたので、別ページに掲載しました。

【コスミレ（原色牧野植物大図鑑から）】
　山形・岩手両県以南，四国，九州まで，及び朝鮮半島の暖帯に分布。
　里近くの山野や、人家の畑地、石垣などの半日かげのところに生える無茎性の多年草。
　葉は根生し、束生，長さ２～５cmで、果実時は大きくなる。
　花は早春，花弁は長さ１cm位で、側弁の内側に毛がある。　花柄は、長さ２～８cm，ときに上部に狭い翼がある。