ヒトリシズカは、霧島山中でフタリシズカを撮影して以来、何とか出会いたいと探していた植物です。

 小林市の知人宅に生育しているヒトリシズカの花を撮影する機会に恵まれましたので、早速ホームページに写真を掲載しました。

 白い花のように見える部分は雄しべの集まりだそうで、特徴のある花です。
 フタリシズカよりも優雅な印象の花と聞いていましたが、そのとおりでした。

 縁とは不思議なものです。
 翌日、タムシバの開花状況の下見がてら、県薬草・地域作物センターに出掛けたところ、木陰でひっそりと株立つヒトリシズカを見つけました。
 葉は、まだ開ききらず、茎もわずか数pでしたが、沢山の白い花を咲かせていました(5段目以降の4枚の写真)
 
 その一週間後に再訪してみると、ヒトリシズカは、しっかりとした茎を伸ばし、葉も元気よく開いていました(最下段の2枚の写真)

 

【ヒトリシズカ(原色牧野植物大図鑑から)】
 日本各地,及び南千島,サハリン,朝鮮半島,中国東北部の温帯から暖帯に分布。
 浅い山の林内に生える多年草。
 根茎は、多節で短縮し、塊状。
 葉は、長さ4〜10cm,4輪生状。
 花は早春,葉がのびない頃に咲く。
 3本の雄しべのうち、1本にはやくがつかない。
 花被はない。 花後,茎は15〜30cmになる。
 和名は、花穂が1本で,静は源義経が愛妾静御前のように艶美なことによる。

ヒトリシズカ  センリョウ科 センリョウ属  別名 ヨシノシズカ

R0012008 ヒトリシズカ 11.03.30薬草・地域作物センター

DSCN6680 ヒトリシズカ 11.03.30薬草・地域作物センター

DSCN6671 ヒトリシズカ 11.03.30薬草・地域作物センター

R0011978 ヒトリシズカ 11.03.26小林市

DSCN6644 ヒトリシズカ 11.0329小林市

DSCN7081 ヒトリシズカ 11.04.07薬草・地域作物センター

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R0011973 ヒトリシズカ 11.03.26小林市

R0012000 ヒトリシズカ 11.03.29小林市

R0012013 ヒトリシズカ 11.03.30薬草・地域作物センター

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DSCN7080 ヒトリシズカ 11.04.07薬草・地域作物センター

R0012002 ヒトリシズカ 11.03.29小林市

R0011998 ヒトリシズカ 11.03.29小林市