ヤブレガサは、ホームページに既載していますが、もともとその名のとおり、すぼめた傘を立てたようなヤブレガサの若葉の姿が好まれ、山野草愛好家から珍重がられているようです。
ヤブレガサの若葉を観察しようと、あちこち散策しましたが、なかなかよい機会に恵まれませんでした。
2011年の早春、たまたま訪れた県薬草・地域作物センターの山野草コーナーで、絹毛におおわれたヤブレガサの若葉を観察する機会を得ました。
本来なら、もう少し伸びたときが、すぼめた傘といえるのでしょうが、取りあえず幼い若葉を撮影しました。
数日経って、少し伸びたヤブレガサの若葉の姿を追加撮影しました(4段目からの3枚の写真)。
なお、2011年4月半ば、綾渓谷の大吊り橋付近の道路沿い崖面に群生するヤブレガサの若葉を観察しましたので、別ページに掲載しました。
【ヤブレガサ(原色牧野植物大図鑑から)】
本州,四国,九州と朝鮮半島に分布し,山地の木かげに生える多年草。
高さ50〜120cm。
根生葉は楯形で、径35〜40cm,下面は白色を帯びる。 茎葉は、ふつう2枚で小形。
花は夏。
和名は、破れ傘(やぶれがさ)で,春先の絹毛におおわれた若葉の姿がすぼめた傘のように見え,かつ切れ込みがあるのに基づく。
若芽を食べる。双子葉植物だが、見かけ上,子葉は1枚。
R0012037ヤブレガサ若葉 11.03.30薬草・地域作物センター
R0012033ヤブレガサ若葉 11.03.30薬草・地域作物センター
DSCN6769ヤブレガサ若葉 11.04.01薬草・地域作物センター
DSCN6770ヤブレガサ若葉 11.04.01薬草・地域作物センター
DSCN6767ヤブレガサ若葉 11.04.01薬草・地域作物センター
R0011901ヤブレガサ若葉 11.03.26薬草・地域作物センター
R0011907ヤブレガサ若葉 11.03.26薬草・地域作物センター