クサタチバナ ガガイモ科 イケマ属 国:準絶滅危惧 県:絶滅危惧ⅠA類
『クサタチバナが開花しました!』 との連絡を早水公園からいただき、早速、花の観察に出向きました。
クサタチバナは、フナバラソウやイヨカズラ、ロクオンソウと同科同属の植物ですが、初めて見る植物です。
純白の花は、名前の由来となったタチバナによく似た花で、副花冠が特徴的です。
前日まで数個ついていた蕾が取れており、観察できた花は二つだけでしたが、美しいクサタチバナの花の様子を間近で観察する機会となりました。
来季は、もっとたくさんの花を観察できるでしょう。
【クサタチバナ(原色牧野植物大図鑑から)】
関東以西の本州と四国及び朝鮮半島から中国東北部の温帯に分布し,山地の木かげに生える多年草。
茎は高さ30~60cmで分枝しない。
葉は柄があり、対生し、長さ5~15cm,幅4~8cm,両面にまばらに毛がある。
花は夏,花冠は2cm。がくには細毛がある。
果実は長さ4~6cm。
副花冠は雄しべと雌しべが集まってつくる蕊柱より少し短い。
R0017559 クサタチバナ 16.05.02 早水公園
R0017562 クサタチバナ 16.05.02 早水公園